当院の予防歯科・定期検診

虫歯や歯周病を防ぐ「予防歯科」は、健康を守る上でとても大切です。私どもの歯科医師は20年以上（※）に渡って予防歯科に取り組んできました。年間多数の患者さまの予防処置に携わっています。

多くの患者さまの予防に取り組んできた経験から、お口の状態に応じてどのようなケアが適しているかを判断できるようになりました。すべての方に画一的なご提案をするのではなく、一人ひとりに合わせた予防法を実践しています。

当院は歯科医師や歯科衛生士を、ホームケア・プログラム立案のスペシャリストと位置づけています。ご自宅でのケアで不足する部分も見極め、歯科医院がサポートすべきことを検討。予防の方法がわからない方も、まずはお気軽にご相談ください。

予防歯科は、歯科医院の処置だけでは完結できません。患者さまのご協力が不可欠です。歯が痛くなってから歯医者に通うのではなく、日頃から予防ケアに取り組み、お口の健康を守っていきましょう。

※2025年現在

お口のケアは、歯だけでなく全身の健康にもつながっています。

例えばお口の中の細菌は、糖尿病や心疾患、肺炎などの呼吸器疾患と深い関わりがあります。また、新生児の低体重児出産や早産、骨粗鬆症（こつそしょうしょう）などにも関係しているのです（※）。

ご高齢の方に目を移すと、死亡原因で多いのは肺炎です。この肺炎の中には誤嚥性肺炎（ごえんせいはいえん）も含まれます。ご高齢になると、物を飲み込みにくくなり、間違って気管と肺に唾液や食べ物が入り込むことが多くなってしまいます。

このとき、お口の中の細菌が気管や肺に入り込んでしまい発症するのが誤嚥性肺炎です。食事の際にむせるケースが多くなってきたら要注意と言えるでしょう。誤嚥性肺炎を予防するには、飲み込む機能を低下させないことが大切です。

よく噛み砕いてお食事ができ、さらにお口の中の細菌が少ない状態であれば、誤嚥性肺炎の発生率を下げられます。お口の中を清潔にすると口臭を抑えられたり、ご自身がスッキリした気持ちで生活できるようになったりと、笑顔あふれる健康な毎日を送れるのです。

お口の中を常に清潔に保つため、日々のお手入れと定期的なメインテナンスをおすすめします。

※出典：日本臨床歯周病学会（歯周病が全身に及ぼす影響）

お子さまからご高齢の方まで皆さまのお口の健康をサポートしたいと考え、当院は定期検診を推奨しています。お口のプロである歯科衛生士がプロフェッショナルなケアを実施。普段のお手入れでは行き届かない細かな部分まで丁寧にクリーニングを行います。

クリーニング後は、虫歯予防のためフッ素を塗布します。フッ素塗布はお子さまに行うイメージが強い方も少なくないでしょう。しかし成人にも効果的です。

歯周病や加齢、歯ブラシの力が原因で歯茎が下がってしまうことがあります。歯茎が下がり露出してしまった歯の根は、通常見えている部分に比べ柔らかく虫歯になりやすいものです。こういった歯の根の虫歯予防のためにもフッ素は効果的と言えます。

歯磨きの習慣や生活習慣を改善するお手伝いを歯科衛生士が行います。お口の環境の改善につながる、効率的な歯磨きの方法をお教えし、お口の健康のための生活習慣などについてもアドバイス。歯科医院で行うケアだけでなく、ご自宅でのセルフケアもしっかりできるようにサポートします。

健康保険でクリーニングを行う場合、複数日に分けることがあります。しかし自費診療のクリーニングであれば、1日でお口の中全体の施術が完了。

歯の色味に悩んでいた方も、本来のご自身の歯の白さを取り戻せます。通常のクリーニングよりもさらに歯のツルツル感を実感できるのもポイントです。